わずか3ステップでIGZO液晶ディスプレイが自作できた(でも難しい!)


わずか3ステップでIGZO液晶ディスプレイが自作できた(でも難しい!)様々な電子部品などを取り扱う秋月電子から先日、シャープ製IGZO液晶パネルを使った、液晶ディスプレイ自作キット(税込13,000円)が発売された。

SHARP 7インチ高精細IGZO-LCDパネル 接続モジュールセット」という製品である。


このキットは、以下のたった3ステップ7インチのIGZO液晶ディスプレイができる。

  1. 2枚の制御基板を組み合わせる
  2. 液晶パネルのケーブルを基板のコネクタに接続
  3. 1A以上のUSB電源とHDMIの映像を用意

はんだ付けといった技術は必要なく、冬場は静電気に気をつけて、付属の
組み立て説明書の通りに作ればいい。

…しかし、「液晶画面のケーブルを基板に接続」が難しかった。

一円玉より小さいコネクタに、非常に柔らかいフレキケーブルを2カ所差し込まなければならないのだ。

It’s a Small world.

ディスプレイの制御基板2枚

写真にある2枚の基板のうち、小さい方の基板(右側)が、液晶パネルをつなぐI/F基板である。

この裏側には、液晶ディスプレイ本体から伸びるフレキケーブルを差し込むためのコネクタがある。

フリップロックというカバーを2つとも持ち上げて、液晶ディスプレイ本体から伸びる、フィルムのようにペラペラとしたフレキケーブルを差し込む。そして差し込んだら、カバーを閉じる。

だが、コネクタがとても小さいのである。

一円玉と比較した写真を見て欲しい。大きくて一円玉とほぼ同じサイズ、そして米粒みたいに小さいコネクタのカバーを持ち上げて、フレキケーブルを真っ直ぐ差し込む必要がある。

I/F基板拡大図
I/F基板拡大図
大きい方のフリップロックを外したところ
小さい方のフリップロックを外したところ

作業するにあたっては、精密作業用のピンセットと電気スタンド、ルーペが必要だった。

ここは慎重に作業をして欲しいフレキケーブルが折れたら使い物にならなくなる。

筆者の場合、一時間ほど掛けて差し込むことに成功した。

いざ、接続!

液晶ディスプレイとI/F基板をつなぐフレキケーブルがしっかりと、2ヶ所とも深く直線に接続されたのが確認できたら、最後は動作確認である。

まずタブレットやノートパソコンから液晶ディスプレイの基板までHDMIケーブルで繋ぎ、1Aぐらいが供給できる 1USB電源からMicroUSBケーブルで電力を供給する。

第二画面として認識中

基板のLEDが点灯したら、Windows 7やWindows 8.1、Windows 10の「画面の設定」で、「画面を拡張する」を選ぶ。
すると、7インチの小さい液晶画面にもう一つのデスクトップが現れるはずだ。
映像が出なかったら、組み立てミスや、解像度などの設定を見直してほしい。

この液晶ディスプレイは、解像度が1200x1920または1920x1200まで対応している。これ以上の解像度では映像が映らない可能性が高い。

またHDCP未対応であり、DVDやブルーレイ、コピーガードがかかった動画配信は映らないので要注意。

最後に。液晶画面を片付ける時には、以下の手順を守ってほしい。

  1. HDMIケーブルを抜く
  2. USB電源をオフ

液晶ディスプレイ(LCD)に重大なダメージが残る可能性がある。

まとめ

わずか13,000円で、自分だけのIGZO液晶ディスプレイが自作できるのは凄いと思う。

しかし、液晶ディスプレイのフレキケーブルや制御基板が裸のままなので、このままでは壊れてしまうだろう

そして一週間後には懸念したとおり、壊れてしまった…。フレキケーブルが傷んだのだろうか。

 

Notes:

  1. タブレットが充電できるUSB電源がよりいい