SSDの容量が少ないタブレットでWindows10手動アップグレード


SSDの容量が少ないタブレットでWindows10手動アップグレード

あらまし

今年(2016年)の夏に、2度目となるWindows 10の大型アップグレード(Anniversary Update)がリリースされた。

だが私の使っているタブレット(Diginnos DG-D08IWB Windows10搭載モデル)は、内蔵SSD(eMMC)が16GBと極端に少なく、自動的にアップグレードできない。

そこでメディア作成ツールでインストールDVDを作り、手動でアップグレードした。

この記事では、その過程を記していこうと思う。

ちなみに、このタブレットは販売を終了し、現在は後継機のDG-D08IW2が販売されている。更には、2016年10月に64GBモデルのDiginnos DG-D08IW2Lが発売された。

必要なもの

  • タブレット本体(Diginnos DG-D08IWB)
  • 充電対応OTGケーブル(RUH-OTGU4+C を推奨)
  • セルフパワー対応USBハブ
  • USB接続 1のキーボードとマウス 2
  • 16GB以上のUSBメモリー
  • DVDドライブと空のDVD-R(ISOファイルを作成する場合、必要になる

これらは全て、手持ちのを流用しても構わない。この記事の最後の方に、購入用のリンクを貼っているので、そちらも参考にすると良いだろう。

また以前の記事で紹介した物を使うのもありだ。

 

なおアップグレードの作業のために、半日ほどかかるのを覚悟した方がいい。

Win10のISOイメージを作る

まずはMicrosoft社のサイトから、「このツールを使用して、別の PC に Windows 10 をインストールする~」を開いて、「Windows10メディア作成ツール」をダウンロード。

「Windows10メディア作成ツール」でUSBメモリーが認識されない

初めはUSBメモリーをインストールメディアに使って、アップグレードしようと思っていたが、ツールがなぜか認識しなかった。

以前の大型アップデート(Version 1511) 3では使えたのに、今回のアップグレードではダメだった。

もう一本、以前の大型アップデートの時に使えたUSBメモリーがあるが、両方とも認識されなかった。

Windows7本体ではちゃんと認識していて、普通にファイルの読み書きができるのに不思議だ。

Win10のISOイメージ作成完了
Win10のISOイメージ作成完了

…仕方がないので、ISOファイルを作成してDVDに焼くことにする。
ISOイメージを作る」を選んで、できあがるまで待つ。

空き容量をできるだけ確保する

待っているあいだに、タブレットに入れてある不要なアプリをアンインストールする。

以前の大型アップデートで、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」という作業が、アプリを入れたままでは、うまく行かなかったからだ。たぶんSSDの容量不足が原因だと思う。

ついでに予めインストールされていたマカフィー インターネットセキュリティの有効期限が切れていたのでアンインストール。

後で上位版のLiveSafeを入れる予定だが、安全のためにWindows Defenderを有効にして、とりあえずのセキュリティを確保した。

タブレットのアップグレード開始!

タブレットを充電しながらUSBを使うには?

落としたISOイメージを空のDVDに焼く
落としたISOイメージを空のDVDに焼く

いろいろ準備している間にISOファイルが出来上がったので、それをDVDに焼く。

それが無事に終わったところで、タブレットにBDドライブを接続してインストールを実行した。

話は変わるが、今回使ったタブレットは、スマホのようにひとつのMicroUSBポートで本体の充電USBの通信を行う。

だから普通のOTGケーブルを使うとタブ本体の充電ができない。

そこで以前の記事で紹介した充電もできるOTGケーブルを使った。

Windows10手動アップグレード支援装備
Windows10手動アップグレード支援装備

このOTGケーブルはバスパワー式のハブも兼ねているので、そこへ作業用のキーボードやマウス、有線LANアダプタを接続する。

そしてBDドライブは、電力不足で動かないおそれがあったので、セルフ(AC)パワー式のUSBハブ経由でタブに繋いだ。 4

ちなみに有線LANアダプタを使っているのは、作業した場所が無線LAN親機から遠く離れているので、あまり速度が出ないからだ。

焼いたDVDからWin10の手動アップグレードを実行

さてDVDを入れると自動的にDVDのフォルダが開くので、そこにあるsetup.exeを実行する。

ここから先の作業は、ドスパラが提供している「ハードディスク低容量モデルでのWindows10大型アップデート方法」のマニュアルを参考に行った。

USBメモリーを差して作業領域を確保
USBメモリーを差して作業領域を確保

次々と画面を進めていくと、「空き容量が不足しています」というエラーが出た。SSDの残量が殆どないからだ。

ここで先ほどのマニュアルに従い、インストーラで使い損ねた32GBのUSBメモリーを差して、作業領域として指定する。

そして「個人データを引き継ぐ」を選択して、アップグレードを進めた。

ここから急に、インストールにとても時間がかかるようになり、途中からは放置していた

2~3時間後に戻ると、ようやく最終セットアップの段階に入っていて、それから延々と待っていると、やっとスタートメニューが表示された。

この時点で残されたSSDの容量は、3.7GB。そして必要なソフトの再インストールがすべて終わると、Cドライブの空き容量は2.8GBになった。

これで新しいWindows10を使うことができるようになった。

SSDが小容量だと辛い!

基本的にSSDの容量が少ないので、Windows10+セキュリティ更新パッチでギリギリ、そこへあまり新しいアプリは入れられない。
空き容量の少なさから本格的なOfficeなどは入れられず、Office Mobileとポータブルアプリがほとんど頼りである。

そしてWindows10のアップグレードをするたびに、必要なアプリを消したり入れたりするのは手間がかかってしまう。

艦これだけでなく簡易的なノートパソコンとして使う時、SSDが16GBでは狭すぎるのだ。

艦これがプレイできれば十分と割り切って、去年ぐらいにいちばん安い16GBのモデルを保険も含めて2万円ちょっとで買ったのだが、今だと2万円あればより余裕のある32GBの最新モデルが買える。
さらには、今年(2016年)の10月には64GBがほぼ同じ値段で発売される。
…買い換え時かもしれない。

購入用リンク

Notes:

  1. 有線式を推奨
  2. Bluetoothだとアップグレード時に使えなくなる可能性が高い
  3. 脚注:日本語対応Cortanaがリリースされたバージョン
  4. その後ケーブルの取り回しを考えて、キーボードやマウスはワイヤレス式の一体型を利用、有線LANアダプタはUSBハブの方へ移した。